コーチェラ・フェス2018のベストアクト1〜5位を選びました。
ライブストリーム配信で観た1週目のアクトから、個人的に興奮した、感動した、面白かったライブをランキング形式でご紹介します。
あくまで個人的なランキングですが、僕は今まで500本以上ライブを観てきました
ちなみに僕はここ十数年、平均して週1回以上のペースでライブを生で観ているので、計500本以上はライブを観ています。
自身がミュージシャンでもあるので、ライブをやった経験もありますし、今も継続的にやっています。
今回は配信で観たライブのランキングですが、アメリカで観客に日本人がほぼいないライブも体験したことがあるので、アメリカのライブの空気感もなんとなくわかっています。
関連記事:500本以上ライブを観てきた僕が初めて感じた衝撃のライブのこと【'An Evening With Dawes' 2017 tour 感想】 - 裸眼日記
青柳唯的コーチェラ2018のベストアクト1〜5位
5位 Jamiroquai(ジャミロクワイ)
2017年3月に7年ぶりとなるオリジナルアルバム『Automaton』をリリースしたジャミロクワイ。
「Virtual Insanity」が大ヒットしてから22年。
あの頃と比べるとヴォーカルであるジェイソン・ケイが少し太ったりもしていますが、ライブは抜群。
コーラス隊も従えた大所帯バンドで披露する軽快な曲たちはめちゃくちゃ踊れます。
コーチェラのオフィシャルYouTubeチャンネルでは、この「Cosmic Girl」を含めたジャミロクワイの3曲のライブ映像を観ることができます。
▶︎コーチェラ2018 オフィシャルYouTubeチャンネル
4位 X JAPAN(エックス・ジャパン)
コーチェラ2018に出演した唯一のメタルバンド、X JAPAN。MOJAVE STAGEのトリを飾りました。
ライブ後、ネットを通じてメンバーは機材トラブルがあったことを公表していますが、観ている観客にそれを感じさせないバッキバキのパフォーマンス。
しっかりとX JAPANのライブを最初から最後まで観たのは映像としても初めてでしたが、純粋な曲のかっこよさ、YOSHIKIのドラムの音のエグさ、ライブ全体のエモーショナルな空気感が素晴らしかったです。
ライブの後半でToshiの声が出なくなってきていたのも人間味を感じさせ、観客とともに一つのライブを作り上げているという感動すら感じました。
「Born To Be Free」めちゃくちゃかっこよかったです。
リチャード・フォータス(Guns N' Roses)やウェス・ボーランド(Limp Bizkit)も参加
ライブ中盤にはガンズ・アンド・ローゼズのリチャード・フォータスや、リンプ・ビズキットのウェス・ボーランドがスペシャルゲストとしてギターで参加。
また、配信のなかった2週目にはマリリン・マンソンが参加し、Eurythmics「Sweet Dreams」のカバーを披露しました。
3位 David Byrne(デヴィッド・バーン)
1970,80年代に活動したバンド・トーキング・ヘッズの活動でも知られるデヴィッド・バーン。
トーキング・ヘッズは名前を知っている程度、そのギターボーカルがソロで活動していたことすら知らないという情報0のまっさらな状態でライブをたまたま観て驚愕&大興奮!
David Byrneのステージ面白っ!スーツで揃えた10人くらいのメンバー全員がワイヤレスでステージ上縦横無尽に歩ける状態になってて、みんなで踊ったりウロウロしたりするの最高。 pic.twitter.com/CO3ZvBKn5H
— 青柳唯 あおやなぎゆい (@yui_aochang) 2018年4月15日
アーティスト写真と同じグレーのスーツで揃えた10人を超えるメンバーがステージ上を縦横無尽に歩き回り、 時に踊り、歌うパフォーマンス。
ビルボードジャパンのライブレポート(【コーチェラ2018現地レポート】“脳に訴えかける”デヴィッド・バーンの個性的ライブ | Daily News | Billboard JAPAN)によると“脳に訴えかける"ライブとのこと。
まるでアートのインスタレーションを観ているような、そんな気持ちにさせられる、脳内物質分泌しまくりのステージでした。
1977年のトーキング・ヘッズでのデビューから41年。
65歳を迎えてなお、新しい表現を追求する挑戦心を感じさせるステージは刺激に満ち溢れていました。
2位 St. Vincent(セイント・ヴィンセント)
「アートのインスタレーションを観ているような気持ちになる」
そういう意味でデヴィッド・バーンと通じるものを感じさせたのはセイント・ヴィンセント。
2017年のライブではステージ上にたった一人でパフォーマンスを披露した彼女ですが、今回は4人組のバンド編成。
ステージセットの照明や映像、メンバーの衣装などもコンセプチュアルに揃えられていて、視覚でも楽しませてくれます。
「政権の腐敗!」と曲の冒頭で歌っているのはアメリカ在住の日本人ミュージシャン、トーコ・ヤスダさん(PLVS VLTRA、ex.Enon、ex.ブロンド・レッドヘッド) 。
トーコ・ヤスダさん以外のサポートメンバー二人は覆面にカツラを被っていてまったく誰だかわからない、人間味すら感じさせないという演出も面白いです。
少し尖った音楽性ではありますが、ハマったらとことんハマるセイント・ヴィンセントの音楽性。
ライブで観ると、音源で表現されていた音楽の快楽の部分がより体感的に伝わってきます。
1位 Beyoncé(ビヨンセ)
1位はコーチェラ2018のヘッドライナー(メインアクト)のビヨンセ。
このステージがあまりに凄すぎて感想の文章が長くなってしまったので、単独の別記事を書きました。
正直、個人的には「ベストアクトにランキングをつける」ということ自体がナンセンスなんじゃないかという気持ちもありましたが、ビヨンセのステージが圧倒的に1位すぎたのでこの記事は「ベストアクト5選」ではなく「ベストアクトトップ5」になりました。
ビヨンセのことをぜんぜん知らない僕が圧倒的1位に選んでしまった凄すぎるステージ。
ビヨンセファンじゃない人こそ、ぜひそのパフォーマンスをチェックしてください!
コーチェラ・フェス2018を振り返って
コーチェラを観て好きなアーティストが増えた
事前におすすめアーティストについての記事(コーチェラフェス2018の配信で観れるおすすめアーティスト7選 - 裸眼日記)も書きましたが、チェックしていなかった初見のアーティストが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるという嬉しい誤算もたくさんありました。
今回のランキングに入れなかったアーティストでも、今回初めて知った「Angel Olsen」や「Nile Rodgers & Chic」などはSpotifyでフォローして聴いています。
コーチェラに出るような海外の有名アーティストはだいたいSpotifyで音源が聴けるので、気になるアーティストを見つけた方はSpotifyで探してみてください。
関連記事:PCで聴くなら無料版と有料版に大差なし!洋楽好きならSpotifyを今すぐ無料で始めよう! - 裸眼日記
ライブ配信を観たら現場に行きたくなる
ウェブ上でのライブ配信は家で観れるので疲れませんし、複数のカメラを切り替えて演奏を映してくれるので観やすくもあります。
それでもやっぱりライブは生が一番。
配信でもフェスの雰囲気はかなり伝わって来ますが、現場で観れば感動の深さがぜんぜん違うであろうことは容易に想像できます。
いつかコーチェラに行きたいと思っているので、その時にはライブレポをブログで書こうと思います!