トークライブ「おともだち」の札幌公演を観てきました!
プライベートで仲がいいという芸人たちがステージ上で一堂に会してトークをするというライブ。
台本がないのはもちろん、テレビのような編集もない垂れ流しの長尺フリートークを生で聴けるのがトークライブの魅力です。
トークライブ「おともだち」の内容
「おともだち」の出演者
僕が今回観た「おともだち」の出演者は以下の通り。
- 千鳥・大悟
- ピース・又吉
- 平成ノブシコブシ・吉村
- フルーツポンチ・村上
- パンサー・向井
- 渡辺直美
この中ではパンサー向井と渡辺直美が少し年齢的に若いですが、それ以外はほぼ同世代。
なんとなくピカルの定理を思い出すメンバーですね。
オープニングは渡辺直美のビヨンセ
ライブのオープニングは渡辺直美によるビヨンセの当て振りネタからスタート。
4列目という近距離で観ましたが、本物の迫力はすごいです。
生で観るビヨンセの偽物のホンモノ。
体型が仕上がりすぎててめちゃくちゃ面白いです。
脚の直径、ウエスト、動きのキレ。他の追随を許しません。
トークライブなのでこれ以降は誰かがネタを披露したりすることはないのですが、これ以上ないほどに最高なライブのスタートでした。
メンバー登場
渡辺直美の当て振りネタがひと段落すると、音楽が流れたままメンバーがひとりずつ登場。
全員が揃うと、横並びで立ったままトークが始まりました。
即興的なトーク内容
トーク内容は特に決めていないようで、北海道に着いてからみんなで札幌観光をした話、新千歳空港までの飛行機の中での話、前回の「おともだち」の話、メンバー間の関係性の話など、即興性を感じる話題でゆるやかに進んでいきました。
MCはパンサー向井
今年2月に初回を石川県で行い、今回が2回目。
9月29日に札幌共済ホールで行われました。
フリートークを回すMCはパンサー向井が務めていました。
向井は前回体調不良で出演できなかったそうで、今回が初参加となるそうです。
一番声を張っていたのも印象的でした。
フルーツポンチ村上がゴリ押しで初参加
パンサー向井とともに前回参加していないのがフルーツポンチ村上。
前回不参加の理由はシンプルに「呼ばれていないから」。
前回呼ばれなかった男がなぜ今回は参加しているのかというと、本人がプロデューサーに直談判したからだそうです。
このメンバーでのLINEグループにも村上のみ招待されていないそうです。
おみくじやクイズで大活躍
そんなゴリ押しで参加した村上ですが、ライブでは大活躍でした。
ライブ前にメンバー全員で北海道神宮に行きおみくじを買ったらしく、そのおみくじをステージ上で開封。
唯一大吉を引いたのが村上でした。
また、平成ノブシコブシ吉村が札幌出身ということで、北海道の方言クイズを出題。
吉村以外が回答者となって挙手で答えていきますが、結果的に村上が全問正解する結末となりました。
質問コーナー&ゲームコーナー
入場時に観客に配られたアンケートをライブがスタートするまでの間に回収し、その中からいくつかの質問に答えるというコーナーもありました。
渡辺直美がメンバーの中で誰がいい男かを順位づけするなど、バラエティ番組的な、ゲームコーナー的要素もありました。
ちなみにいい男No.1に選ばれたのは村上で、理由は「コミュニケーション能力が高くてやさしいから」ということでした。
トークライブは芸人の力が試される
札幌でのトークライブは滅多にない
単独ライブの全国ツアーなどでお笑い芸人のライブが札幌で開催されることも近年増えてきていますが、トークライブが札幌で行われることは稀です。
東京や大阪といった大都会では色んな種類のトークライブがよく行われているようですが、札幌で、しかもこの豪華メンツでのトークライブを観れるなんて滅多にありません。
僕自身、東京で笑い飯哲夫の「笑いの原点に関する一考察」という半分トークライブのようなものを観たりしたことがありますが、単独ライブや複数組出演の寄席のような「ネタを披露するライブ」と比べて、トーク中心のライブを観た回数は圧倒的に少ないです。
芸人たちの地肩の強さを感じた
ライブは2時間行われましたが、飽きることなく終始楽しく観れたのは出演した芸人たちの能力の高さゆえでしょう。
後半にゲームコーナーのようなものはありましたが、ライブの大半はフリートーク。
この長い時間での即興のフリートークを面白く聞かせることができるというのは、芸人たちの地肩が強いことを物語っていると思います。
また、フリートークとなると、芸人たちの関係性・相性というのも大事になってくるので、その意味でもこの「おともだち」というテーマでメンバーを集めたのはトークライブに向いているとも思いました。
特別ネタを仕込んでくるわけでもなく、その場その場でトークを広げていき、体ひとつで笑いを生んでいくプロの芸人の凄さを改めて感じました。