RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZOで観たライブアクト全20組の内容と感想です。
2日間で観たアーティスト・バンドについて時系列順に書いて記事の後編、2日目の全11組です。
初日の9組について書いた前編はこちらです。
RSR2017出演の全20アーティスト感想 10〜20組目
10 SCOOBIE DO
ライブチャンプを名乗るだけある圧巻のパフォーマンス。
ナガイケジョーのベースの弾き方、ベースのフレーズに身体が踊らされてるようで気持ち悪くて最高。超楽しそう。
今年発売した13年ぶりのシングル「Ensemble」はライブで聴いても名曲だと思わされたし、今年10月発売予定のアルバムに収録される新曲も良い曲。
結成20年を超えて今なお良い曲を作り続けて良いライブをし続けるのは、同じバンドマンとして尊敬します。
11 フジファブリック
ボーカル志村正彦が逝去してから、厳密に言うと亡くなる少し前くらいからフジファブリックの音楽をあまり聴かなくなってしまった「初期ファン」なんですけど、僕が知っているフジファブリックの曲も披露してくれて、なんだかグッとこみ上げるものがありました…。
3人でリスタートした頃の曲は音源で聴いて「あんまりかなあ」とか思ってたんですけど、ライブで聴くと案の定いいなと思わされちゃいましたね。
「山田孝之のカンヌ映画祭」の主題歌「カンヌの休日」も聴けてうれしかったです。
12 never young beach
ライブはYouTubeでしか観たことなかったネバヤンですが、やっぱり生のライブも良かったです。
動画で観て想像していたより音に迫力があったし、安部勇磨のボーカルも上手くなってるように感じました(若干下手なのが味でもあったけど)。
このバンドに限っては特に雨の中でのライブは残念でしたが、またカンカン照りのライジングサンに帰ってきてライブを見せてほしいです。
13 長岡亮介(ペトロールズ)
ステージ上での余裕がすごい。
演奏途中ですぐ止めて喋ったり、再開したり、一人の弾き語りだからできる自由さを満喫しすぎおじさん。
さらりとこなしているけど、歌は上手いしギターの音も良い。
こんな大人の男の色気を出せるミュージシャンはなかなかいないですね。
14 ZAZEN BOYS
数年ぶりにライブを観ましたがやっぱり演奏キレッキレのバッキバキで最高!
セットリストは意外にも初期曲中心。
「自問自答」とか、まさか演ってくれるとは。
def garageという狭めのテントのステージだったのでお客さんが入りきらず、僕もギリギリ入れたくらいでした。
15 久保田利伸
サービス精神満載のステージ!
ライジングサンに出るのは初のはずですが、フェスでの盛り上げ方を知ってらっしゃいます。
「LA LA LA LOVE SONG」や「Missing」といった大ヒット曲はもちろん、松山千春の「大空と大地の中で」をカバーするなど、観客を飽きさせません。
CMでお馴染みの「Bring me up!(ポンポンポロンポンポンのやつ」もやってくれて、このタイミングで車に乗ったCharaが出てきたら最高だなと思ったんですが、それは流石になかったです。
バックバンドも鉄壁で、トシちゃん歌上手いし、ライジングサンのメインステージであるSUN STAGEが似合ってました。
16 Awesome City Club
シュッとした男女5人組がオシャレな音楽やってると聞くと、「ケッ!クソがっ!」って思う人もいるかもしれませんが、ライブはめちゃくちゃいいです。
そしてライブを観て偏見をなくすと音源も素直に良いと思えるというバンド。
ボーカルのPORINちゃんがオシャレでかわいいのが最初ムカつく人も一度ライブ観てみてください。
これ全部数年前のJOIN ALIVEで彼らのライブを観る前の僕の話ですが、JOINでライブ観てからは好きです。
ライジングサンでもめちゃ良いライブしてました。
17 CORNELIUS
映像と音楽の見事なコラボ。
ステージ奥のスクリーンに映し出された映像と音がバッチリリンク。
映像が視覚的に曲の世界を支えていて、最初から最後まで観て一つの作品という感じ。
ステージを去る時さえMCが一言もないのも徹底していてよかった。
演奏が完璧すぎて、音源を再生してんじゃないかってくらいでした(本当に再生してたらこんな迫力出ないけど)。
「あなたがいるなら」超よかったです。
18 Suchmos
Suchmosがきたぜ〜!って感じで堂々とかっこいいライブをしてました。
若干YONCEの音程不安になりましたが、そんなの関係ないくらいイカしたステージ。
YONCEがたまに変なダンスするの好きなので、もっと売れてもっと調子乗ってもっと踊ってほしいです。
19 ROTH BART BARON
BOHEMIAN GARDENの大トリ。
バンド史上最高という10人編成で豪華なステージ。
ROTHの前に出演していた大人数のセッションにアンコールがあったりで、30分押しで転換がスタート。
予定された30分の転換時間でバンドメンバー10人分のセッティングと音出しが終わるわけもなく、結局約1時間押しでライブがスタート。
転換をじっと見守って待った甲斐あって、多種多様な楽器の奏でるアンサンブルが耳にうれしい音楽。
リハーサルで演奏してくれたSufjan Stevensの「Chicago」もめちゃくちゃよかったです。
20 くるり
2017年のライジングサンの大トリ。
セットリストは今年2月のベストアルバムのツアー(7人編成の重厚なアンサンブルが気持ちいいくるりのライブが最高すぎた - 裸眼日記)と結構近い感じ。
大きく違うのはトランペットのファンファンさんがライブに復帰したことと、トランペットが大活躍する「ロックンロール・ハネムーン」が演奏されたこと。
中盤の「黒い扉」の炸裂しまくるギターソロも最高だし、岸田繁が伸び伸びとふざける場面もあった「琥珀色の街、上海蟹の朝」から「ロックンロール・ハネムーン」の流れも超よかったです。
2日目のベストアクトは…
以上全20組。
この日のベストアクトは選ぶのが難しいですが、CORNELIUSとZAZEN BOYSですかね。
あとくるりとROTH BART BARONもですね。
4組選んじゃいましたがどれも最高。
みんなそれぞれに良さがあるので、そもそもベストアクトってなんだよ!とすら思えてきます。
ちょい聴きしたアーティスト
他にも移動中にたまたま通ったらF-BLOOD(藤井フミヤ+藤井尚之)が「白い雲のように」やってたり、ユニコーンが「服部」やってたり、eastern youthや斉藤和義が遠くから聴こえてきたりと「被ってなかったらめちゃくちゃ観て〜!」みたいな瞬間もたくさんありました。
来年も楽しみ
大トリのくるりが終わった後、早速来年のRSRの開催が発表されました。
今年のような早い時期でのチケット完売もあり得るので、行きたい人は早めにチケットを確保した方が良さそうですね。
まだライジングサンに遊びに行ったことない人も、最高のフェスなので来年はぜひ〜。