裸眼日記

札幌在住のミュージシャン青柳唯(あおやなぎゆい)が音楽・映画・お笑いなどについて書くブログ(両目1.5)

崎山蒼志という天才音楽少年を2018年の今のうちに知っておくべき

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出典:ホーム - sakiyama-information ページ!

 

崎山蒼志という天才音楽少年が、ミュージシャンや音楽フリークたちをザワつかせています。

10年以上ミュージシャンをやっている僕も、初めて彼の演奏を観た瞬間からその楽曲の素晴らしさ・歌の素晴らしさに驚き、聴けば聴くほどにハマっています。

今後絶対有名になるであろう崎山蒼志という素晴らしいミュージシャンをご紹介します。

2002年度生まれの早熟ミュージシャン崎山蒼志(さきやまそうし)

崎山蒼志さんは2018年4月に高校生になったばかりの、若干15歳(2018年5月現在)のミュージシャンです。

静岡県浜松市を中心に活動しており、一人での弾き語りのほかに「KIDS A」というスリーピースバンドのギターボーカルも務めています。

ここまでの情報だけではなんてことのない「バンドをやってる学生」とも思われそうですが、崎山さんは一味もふた味も違います。

その違いは一度聴けばわかるとも思いますが、まずはその凄さを情報として説明させてください。

4歳からギターを始める

崎山さんが音楽を始めたのは4歳の頃。

the GazettE(ガゼット)というヴィジュアル系バンドをテレビで観て「ギターってかっこいい」と思ったのがきっかけだそうです。

それからギタースクールに通い始め、15歳にしてギター歴は11年になります。

超テクニック主義じゃないのが良い

幼い頃からギターを始めて若くして話題になるギタリストによくあるのが「テクニックがめちゃくちゃすごい」というパターン。

確かに速弾きを正確にできることはすごいことですし、それが10代ならなおさら凄く思えますが、音楽は「できることを披露する」ためのものではありません。

テクニックはあくまで「音楽を表現するために使うもの」であり、それ自体が目的になってしまうと、音楽ではなく競技になってしまいます。

そういう意味で崎山さんはテクニック主義に走らずに、音楽をより気持ちよく届けるために、音楽をより良いものにするために必要なテクニックを使っているという印象を受けました。

11年楽しんで続けてきたであろうギターは、15歳という若さを抜きにしても普通に上手なんですが、それをひけらかすでもなく、楽曲を良いものにしよう、良い曲を作ろうという純粋な音楽への探究心を感じさせます。

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小学6年生から今まで作曲したオリジナル曲は300曲

ギターを始めたのは4歳ながら、作曲を始めたのは意外にも小学6年生からだそうです。

そして小学6年から中学3年の終わりまでの3年あまりで作ったオリジナル曲はなんと300曲!

いくら学生で時間があったとしても、平均して週に2曲くらいのペースで曲を作り続けるのは凄すぎます。

中学生であっても授業や部活(美術部らしいです)もありますし、そのほかの時間も友達と遊んだりしたら、そんなに潤沢に時間があるわけでもないはずです。

「ギターを弾くのが遊び」だとも語っているので、作曲も自然とぽつぽつやっていたのかもしれませんが、それにしたって異常な制作ペースです。

そしてYouTubeやSoundCloudで聴けるそれらの曲のどれもがクオリティが高いことにも驚きます。

もう、普通に好きでめっちゃ聴いてます。

コードの使い方が巧み

崎山さんが作る曲の特筆すべき点の一つは「コードの使い方」

これは上述した「ギターのテクニック」として崎山さんが持っている能力の一つでもあります。

絶妙な情感やニュアンスを的確に表現するコード(和音)を最適な場所に配置する「音楽を気持ちよくするためのコードづかい」。

音楽的なことは知識がなくてわからないという人も、聴けばその絶妙なニュアンスは感じ取れるはずです。

今売れているわかりやすいアーティストでいうならば、星野源さんもコードづかいが上手な方で、星野さんのアコギ一本の弾き語りにグッときたことがある方なら、コードづかいの妙を既に感じたことがあるということです。 

AbemaTV出演で一躍脚光を浴びる

僕が崎山さんのことを知ったきっかけも、AbemaTVでの演奏を観たことでした。

  • 「K-mix独立宣言ソログランプリ受賞」
  • 「KIDS AでYAMAHA MUSIC BASH U-15部門グランプリ受賞」
  • 「SONY×テイチク×JOYSoundメジャーデビューキミウタオーディション ファイナリスト11名に選出」

などなど、音楽コンテストでも好成績を挙げてきた崎山さんですが、今回のAbemaTVの出演で崎山さんのことを知り、そして衝撃を受けている人たちがSNS上で散見されています。

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「第3回高校生フォークソングGP」で爆優勝

崎山さんは2018年5月9日にAbemaTVにて放送された「日村がゆく!」という番組に出演。

「第3回高校生フォークソングGP」という企画にエントリーし、オリジナル曲「〜samidare〜 五月雨」を披露。

エントリーした他の高校生たちもそれぞれ個性的で上手でもあったのですが、崎山さんはその圧倒的な実力を見せつけてブッチギリの爆優勝。

審査システムは出演者や女子高生たちの投票によって優勝が決まるもので、その票数は明らかにされていませんが、崎山さんのパフォーマンスが終わった後のスタジオ内の空気や出演者のコメントは、もう既に崎山さんの優勝を物語っていました。

バナナマン日村、澤部渡(スカート)、サイトウ "JxJx" ジュン(YOUR SONG IS GOOD)が絶賛

演奏を終えると、番組出演者のバナナマン日村さん、澤部渡さん(スカート)、サイトウ "JxJx" ジュンさん(YOUR SONG IS GOOD)が崎山さんを絶賛。

これは「15歳のわりにすごいね」という評価ではなく、ミュージシャンとして対等に見た上での、「音楽的によくできていて、パフォーマンスも素晴らしい」という正当な評価でした。

もちろん「15歳でここまで凄いなら、これからいったいどこまでいってしまうんだろう…」という底知れぬ将来への期待感も同時に抱かざるを得ないのですが、そういった将来性を抜きにしても、いまシンプルに良い音楽をやっているということ自体が評価されていました。

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長谷川白紙などミュージシャンたちがSNSで絶賛

このAbemaTVでの演奏を観たミュージシャンや音楽フリークたちがSNSで崎山さんを絶賛しています。

そして、言葉で説明のできない独特な音楽を作り一部の音楽ファンから圧倒的な支持を得ている長谷川白紙さんも崎山さんを絶賛。

崎山さんも長谷川白紙さんのことが以前から好きだったようで、これで晴れて相思相愛になったようです(よかったね!)。

川谷絵音や岸田繁も絶賛(2018/05/17追記)

SNSでにわかに話題になり始めていた5月12日の時点で1,000人未満だった崎山さんのTwitterのフォロワーは5月17日現在13,000人を超えています。

この急激なフォロワー増加には著名人たちによるSNSでのシェアが広がり続けている背景があり、ゲスの極み乙女。の川谷絵音さんや、くるりの岸田繁さんも崎山さんを絶賛しています。

「BAZOOKA !!!」の企画で結成されたバンド「ジェニーハイ」のプロデュース業も成功させている川谷絵音さんが崎山蒼志さんをプロデュースしたらどうなっちゃうのか…めちゃくちゃ気になりますね。

あえて人が褒めていなさそうで、かつ実際に素晴らしいギターにおける右手のプレイを褒めています。

くるりファンとして、「岸田さんらしいな」と思ってしまいました(なんかすいません)。

動画はAbemaTVのAbemaビデオで観ることができます

崎山さんの素晴らしいパフォーマンスはAbemaビデオというアーカイブでフル視聴できます。

YouTubeにも一部を抜き取った映像がアップされてますが、そのうち消されてしまうということと、できればフルで観た方が魅力が伝わると思うのでこちらをご紹介します。

abema.tv

崎山さん出演は31:00〜。

崎山蒼志はまだまだこんなもんじゃない

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出典:ホーム - sakiyama-information ページ!

 

今の時点で既に素晴らしいですが、崎山さんはこれから音楽家としてより高い次元にいくことを確信しています。

ここまできたのもただ「才能があったから」というだけではないと思っているからです。

良質な音楽をたくさん吸収して成長してきた

4歳で音楽を始めたというスタートラインに立つ早さもさることながら、そこから良質な音楽をたっぷりと吸収してきたのだろうことが、ネットの少ない情報からですらうかがえます。

  • AbemaTVに出演した際の反応から、現役で活躍しているスカートやYOUR SONG IS GOODというカクバリズム所属のミュージシャンを好んで聴いている
  • ネットで衝撃のバズり方をした次世代の天才ミュージシャン長谷川白紙の大ファン
  • 2016年(当時中学2年)の時点で「最近のお気に入りはナンバーガール」とネットテレビで発言
  • ライブでスパイダースやムッシュかまやつのカバーを披露している

その他にも「ceroが大好き」とツイートしたり(そうだろうなと思った!)、「King Kruleが好き」という旨のツイートもしています。

音楽が好きで好きで、自分が好きな音楽を求めることに貪欲で、それを血にして肉にして、骨にだってしちゃってるような気にすらさせられてしまいます。

広い視野で音楽の表現を広げていってほしい

個人的な願望で言えば、弾き語りのシンガーとしては東郷清丸やPredawn、七尾旅人や向井秀徳などとの共演を観てみたくもあり、そういった経験を経た上で作る崎山さんの曲を聴いてみたくもあります。

同じ音楽教室の仲間で組んだバンド「KIDS A」でスリーピースのバンドサウンドを突き詰めるのもみてみたいですが、音楽家としてはDAWを操って、音数や音色にとらわれない「音楽的な快楽」を追求した曲を作っていく姿もみてみたいです。

もしバンドでやっていくとしても、現代の世界の音楽の流れをみると、バンド以外のサウンドが音源に入り込むのは当たり前になってきています。

素晴らしい音楽の才気を持っている音楽家だからこそ、広い視野で音楽を作っていく姿をみてみたいなと思いました。

YouTubeやSoundCloudで曲が聴けます

崎山蒼志さんの曲はYouTubeやSoundCloudで聴くことができます。

この26分の弾き語りライブのフル動画は本当にめちゃくちゃ素晴らしいです。

(↓↓↓クリックで再生↓↓↓)

バンド「KIDS A」の曲はSoundCloudで。

バンドサウンドも素晴らしい。

soundcloud.com

音楽フリークにおすすめのアーティスト

ここまで読んで崎山蒼志さんにビビッときたあなたは、きっとかなりの音楽センスの持ち主だと思います!

このブログでは他にも、一歩踏み込んで音楽が好きな方へおすすめのアーティストを紹介しています。

コンプレックスを武器にして世界2位を目指す"ネオかわいいオンナバンド"CHAI

2018年5月11日にはミュージックステーションにも出演するなど、かなり売れてきていて知ってる方も多いとも思いますが、ちょうど1年前くらいに書いたCHAIの記事や…

日本の若手バンドに辟易してる人にこそオススメしたいブッ飛びヘンテコ天才バンド"CHAI" - 裸眼日記

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気品高い上質な音楽を追求するwarbear

元Galileo Galileiの尾崎雄貴によるソロプロジェクトwarbearについての記事も書いています。

Galileo Galileiで獲得した音楽性と、その表現が許されないジレンマ。新天地warbearで尾崎雄貴が表現する音楽とは - 裸眼日記

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僕も同じミュージシャンだからこそわかる解説を心がけています。

新たな音楽との出会いとして参考にしてみてください!

SHE9720レビュー!アジカンGotchもオススメの低価格帯のド定番イヤフォン

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高価なイヤフォンの音が良いのは当たり前だけど、安くてそれなりに良い音のイヤフォンがほしい…

そんな方にオススメのイヤフォン PHILIPS SHE9720のレビューです!

フラットでシンプルなイヤフォン PHILIPS SHE9720 レビュー

【総評】コスパ抜群!それなりに良い音で、かなり安いイヤフォン

記事の冒頭に書いた心の声は、まさしく僕がここ数年思っていたこと。

1万円以上する音の良いヘッドフォンなら持っているんですが、外出時に普段使いする安めのイヤフォンを探していました。

"安めのイヤフォン"といっても、音が悪いのは嫌です。

「それなりに良い音」で、「それなりに安い」。

そんなイヤフォンを探していました。

そして見つけたのがPHILIPS(フィリップス) SHE9720。

高価なヘッドフォンと比べると「めちゃくちゃ良い音!」というわけではないですが、それなりに良い音で、価格はかなり安いです。

※価格は日々変動しているので売り場でチェックしてみてください。

アジカンのゴッチもオススメ

このイヤフォンとの出会いはInstagramのタイムラインでのこと。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのギターボーカルであり、ソロでも活動している後藤正文さんがSHE9720をオススメしていました。

instagram.com

イヤフォンは苦手。けれども、強いて選ぶならコレかな。エンジニアたちも推奨する、色付けのないフラットなイヤフォンです。ミックスチェック用。2000円くらい。

引用:https://www.instagram.com/p/BgU8SZaFlXf/?utm_source=ig_embed

「イヤフォンは苦手」と言いながらも、「強いて選ぶならコレ」とSHE9720の箱の写真を投稿しています。

安くてフラットなイヤフォンを探していた僕はこの投稿を見てすぐにネットで注文。

それから今に至るまで1ヶ月以上、ほぼ毎日使っています。

【音質】フラットなイヤフォン

1ヶ月使ってみて、後藤さんがInstagramで語っている内容に概ね同意でした。

後藤さんが言っている「色付けのないフラットなイヤフォン」というのは、低音が強調されるでも高音が強調されるでもなく、低音から高音までの全帯域が平均的に聴こえるということ。

クラブ音楽を聴くなら低音が強調されたイヤフォンが向いているでしょうし(本当はヘッドフォンの方がいいですが…)、女性ボーカルをしっかり聴きたいなら高音が強調されたイヤフォンを選ぶといいでしょう。

SHE9720はフラットなイヤフォンなので、録音→ミックス→マスタリングを経てできた音源の完成形を、そのままのバランスで聴くことができます。

それゆえに「(ミックスやマスタリングの)エンジニアたちも推奨」していて、「ミックスチェック用」に最適なのです。

こうやって解説を書いていると、後藤さんのインスタに添えられた短い文章がいかに的確かがわかってきます(ビビってます)。

カナル型でU字型ケーブル

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音以外の部分でいうと、装着タイプはカナル型で、ケーブルはU字型。

街中を歩いていても地下鉄に乗っていても、iPhone純正イヤフォンの普及率が近年はかなり高まっているように感じますが、使用感としてはSHE9720は真逆です。

インナーイヤー型とカナル型

iPhone純正イヤフォンのインナーイヤー型に対し、SHE9720はカナル型。

周りの音を遮断して、音漏れも減らしたい方は密閉性の高いカナル型が効果的です。

カナル型の密閉感が苦手という方にはオススメしないですが、通勤の電車など、周りの音が大きめの環境ではカナル型イヤフォンは重宝しますね。

Y字型ケーブルとU字型ケーブル

二手に分かれたLとRのケーブルの長さが同じで、耳に入れて体の前に垂らしたときにY字になるのがY字型ケーブル。

iPhone純正イヤフォンはY字型ケーブルです。

それに対し、SHE9720はU字型ケーブル。

R(右耳)のケーブルがL(左耳)に対し長くなっており、Rのケーブルを首の後ろに通して耳に入れる、あの昔からあるタイプがU字型ケーブルです(最近は減りましたね。iPhone純正イヤフォンの普及の影響だとききます)。

Y字型とU字型、これはどちらが良い悪いという話でもなく、好みの問題かなと思います。

僕はどちらでもいいので、この点についてはマイナスでもプラスでもなかったです。

PHILIPS SHE9720 レビューまとめ

通称「キューナナ」と呼ばれるフィリップスのイヤフォンシリーズ。

初代のSHE9700が発売されてから9年が経つ今もなお後継モデルが次々に発表され、その度に売れまくっている低価格帯イヤフォンのド定番です。

簡単にまとめます。

  • 音はそれなりに良い
  • 音の良さの割に価格はかなり安い(コスパ良い)
  • ゴッチも使ってる(信頼感UP)
  • 色付けなくフラットな耳触り
  • カナル型(密閉型)
  • U字型ケーブル(右耳のケーブル長いやつ)

特に買ってよかったなと思う点はコスパが良いということですね。

音質をとにかく求めるなら違うイヤフォンを買いますが、5000円以下で安い普段使いのイヤフォンがほしいならめちゃくちゃオススメです。

ハイレゾも聴くならPHILIPS SHE9730

ちなみに後継モデルのPHILIPS SHE9730というイヤフォンも2017年1月に発売されています。

このSHE9730はキューナナシリーズとして初めてハイレゾに対応しています。

SHE9720の上位モデルというだけあって、価格は少し高くなっています。

僕は今のところ必要性を感じなかったので安い方を選びましたが、ハイレゾ音源も聴きたいという方はSHE9730を選択肢に入れてもいいかもしれないですね。

【おまけ】ゴッチおすすめヘッドフォン MDR-1A

おまけにヘッドフォンの話も少しだけ。

PHILIPS SHE9720を教えてくれたアジカンの後藤さんはTwitterでヘッドフォンについてもオススメしてくれています。

2013年3月のツイート。

「SONY MDR-1R」をオススメしてくれていますが、2年後の2015年5月にはこんなツイート。

「SONY MDR-1R」から「SONY MDR-1A」に乗り換えています。

そして2017年4月にも同じ内容のツイート。

実はこのMDR-1A、2013年にオススメしているMDR-1Rの後継モデルです。

つまり後藤さんは4年以上同じシリーズのヘッドフォンを愛用しているということですね。

こんなのめちゃくちゃ音良いに決まってるじゃないですか!

僕はSONY MDR-7506を6年間使い倒してますが、MDR-1Rめちゃくちゃ欲しくなっちゃいました。

今は金欠なので我慢しますが、もし買ってしまったら、その時にはまたこのブログでレビューしますね。

【2018年最&再注目アーティスト】コーチェラ2018のベストアクトトップ5

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コーチェラ・フェス2018のベストアクト1〜5位を選びました。

ライブストリーム配信で観た1週目のアクトから、個人的に興奮した、感動した、面白かったライブをランキング形式でご紹介します。

あくまで個人的なランキングですが、僕は今まで500本以上ライブを観てきました

ちなみに僕はここ十数年、平均して週1回以上のペースでライブを生で観ているので、計500本以上はライブを観ています。

自身がミュージシャンでもあるので、ライブをやった経験もありますし、今も継続的にやっています。

今回は配信で観たライブのランキングですが、アメリカで観客に日本人がほぼいないライブも体験したことがあるので、アメリカのライブの空気感もなんとなくわかっています。

関連記事:500本以上ライブを観てきた僕が初めて感じた衝撃のライブのこと【'An Evening With Dawes' 2017 tour 感想】 - 裸眼日記

青柳唯的コーチェラ2018のベストアクト1〜5位

5位 Jamiroquai(ジャミロクワイ)

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出典:Lineup | Coachella 2018

 

2017年3月に7年ぶりとなるオリジナルアルバム『Automaton』をリリースしたジャミロクワイ。 

「Virtual Insanity」が大ヒットしてから22年。

あの頃と比べるとヴォーカルであるジェイソン・ケイが少し太ったりもしていますが、ライブは抜群。

コーラス隊も従えた大所帯バンドで披露する軽快な曲たちはめちゃくちゃ踊れます。

www.youtube.com

コーチェラのオフィシャルYouTubeチャンネルでは、この「Cosmic Girl」を含めたジャミロクワイの3曲のライブ映像を観ることができます。

▶︎コーチェラ2018 オフィシャルYouTubeチャンネル

4位 X JAPAN(エックス・ジャパン)

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出典:Lineup | Coachella 2018

 

コーチェラ2018に出演した唯一のメタルバンド、X JAPAN。MOJAVE STAGEのトリを飾りました。

ライブ後、ネットを通じてメンバーは機材トラブルがあったことを公表していますが、観ている観客にそれを感じさせないバッキバキのパフォーマンス。

しっかりとX JAPANのライブを最初から最後まで観たのは映像としても初めてでしたが、純粋な曲のかっこよさ、YOSHIKIのドラムの音のエグさ、ライブ全体のエモーショナルな空気感が素晴らしかったです。

ライブの後半でToshiの声が出なくなってきていたのも人間味を感じさせ、観客とともに一つのライブを作り上げているという感動すら感じました。

「Born To Be Free」めちゃくちゃかっこよかったです。

リチャード・フォータス(Guns N' Roses)やウェス・ボーランド(Limp Bizkit)も参加

www.instagram.com

ライブ中盤にはガンズ・アンド・ローゼズのリチャード・フォータスや、リンプ・ビズキットのウェス・ボーランドがスペシャルゲストとしてギターで参加。

また、配信のなかった2週目にはマリリン・マンソンが参加し、Eurythmics「Sweet Dreams」のカバーを披露しました。

3位 David Byrne(デヴィッド・バーン)

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出典:Lineup | Coachella 2018

 

1970,80年代に活動したバンド・トーキング・ヘッズの活動でも知られるデヴィッド・バーン。

トーキング・ヘッズは名前を知っている程度、そのギターボーカルがソロで活動していたことすら知らないという情報0のまっさらな状態でライブをたまたま観て驚愕&大興奮!

アーティスト写真と同じグレーのスーツで揃えた10人を超えるメンバーがステージ上を縦横無尽に歩き回り、 時に踊り、歌うパフォーマンス。

ビルボードジャパンのライブレポート(【コーチェラ2018現地レポート】“脳に訴えかける”デヴィッド・バーンの個性的ライブ | Daily News | Billboard JAPAN)によると“脳に訴えかける"ライブとのこと。

まるでアートのインスタレーションを観ているような、そんな気持ちにさせられる、脳内物質分泌しまくりのステージでした。

1977年のトーキング・ヘッズでのデビューから41年。

65歳を迎えてなお、新しい表現を追求する挑戦心を感じさせるステージは刺激に満ち溢れていました。

2位 St. Vincent(セイント・ヴィンセント)

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出典:Lineup | Coachella 2018

 

「アートのインスタレーションを観ているような気持ちになる」

そういう意味でデヴィッド・バーンと通じるものを感じさせたのはセイント・ヴィンセント。

2017年のライブではステージ上にたった一人でパフォーマンスを披露した彼女ですが、今回は4人組のバンド編成。

ステージセットの照明や映像、メンバーの衣装などもコンセプチュアルに揃えられていて、視覚でも楽しませてくれます。

www.youtube.com

「政権の腐敗!」と曲の冒頭で歌っているのはアメリカ在住の日本人ミュージシャン、トーコ・ヤスダさん(PLVS VLTRA、ex.Enon、ex.ブロンド・レッドヘッド) 。

トーコ・ヤスダさん以外のサポートメンバー二人は覆面にカツラを被っていてまったく誰だかわからない、人間味すら感じさせないという演出も面白いです。

少し尖った音楽性ではありますが、ハマったらとことんハマるセイント・ヴィンセントの音楽性。

ライブで観ると、音源で表現されていた音楽の快楽の部分がより体感的に伝わってきます。

1位 Beyoncé(ビヨンセ)

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出典:Lineup | Coachella 2018

 

1位はコーチェラ2018のヘッドライナー(メインアクト)のビヨンセ。

このステージがあまりに凄すぎて感想の文章が長くなってしまったので、単独の別記事を書きました。 

www.yuiaochang.com

正直、個人的には「ベストアクトにランキングをつける」ということ自体がナンセンスなんじゃないかという気持ちもありましたが、ビヨンセのステージが圧倒的に1位すぎたのでこの記事は「ベストアクト5選」ではなく「ベストアクトトップ5」になりました。

ビヨンセのことをぜんぜん知らない僕が圧倒的1位に選んでしまった凄すぎるステージ。

ビヨンセファンじゃない人こそ、ぜひそのパフォーマンスをチェックしてください! 

コーチェラ・フェス2018を振り返って

コーチェラを観て好きなアーティストが増えた

事前におすすめアーティストについての記事(コーチェラフェス2018の配信で観れるおすすめアーティスト7選 - 裸眼日記)も書きましたが、チェックしていなかった初見のアーティストが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるという嬉しい誤算もたくさんありました。

今回のランキングに入れなかったアーティストでも、今回初めて知った「Angel Olsen」「Nile Rodgers & Chic」などはSpotifyでフォローして聴いています。

コーチェラに出るような海外の有名アーティストはだいたいSpotifyで音源が聴けるので、気になるアーティストを見つけた方はSpotifyで探してみてください。

関連記事:PCで聴くなら無料版と有料版に大差なし!洋楽好きならSpotifyを今すぐ無料で始めよう! - 裸眼日記

www.yuiaochang.com

ライブ配信を観たら現場に行きたくなる

ウェブ上でのライブ配信は家で観れるので疲れませんし、複数のカメラを切り替えて演奏を映してくれるので観やすくもあります。

それでもやっぱりライブは生が一番。

配信でもフェスの雰囲気はかなり伝わって来ますが、現場で観れば感動の深さがぜんぜん違うであろうことは容易に想像できます。

いつかコーチェラに行きたいと思っているので、その時にはライブレポをブログで書こうと思います!

【観に行く前にチェック!】ブリヂストン美術館展@札幌 石橋財団コレクションの精華 の見どころと感想!

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出典:ブリヂストン美術館展 | トップページ

 

「ブリヂストン美術館展 石橋財団コレクションの精華」を北海道立近代美術館で観てきました!

この展覧会がどういった内容なのか、その魅力を紹介するとともに、個人的に感じた見どころと感想も書いていきます。

これからの方は情報の予習に、もう観にいったという方は自分の感想との違いを楽しんでみてください!

ルノワールやモネ、藤島武二の重要文化財など名品が北海道に上陸

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タイヤメーカーとして有名なブリヂストンの創業者である石橋正二郎が自らのコレクションを公開したところから始まった「ブリヂストン美術館」。

石橋財団コレクションとも呼べるその収蔵品が北海道に上陸。

北海道立近代美術館と北海道立三岸好太郎美術館(mima)の2会場に合計84点もの作品が出品されています。

西洋近代絵画や日本近代絵画の名品、重要文化財も上陸

コロー、ルノワール、セザンヌ、ピカソをはじめとする19世紀から20世紀前半にかけての西洋近代絵画や、黒田清輝、藤島武二、藤田嗣治、岸田劉生、青木繁など明治から大正、昭和初期にかけての日本近代洋画の名品、重要文化財4点などが出品。

明治浪漫主義絵画の代表作である青木繁の《海の幸》が北海道に初上陸する点も注目です。

基本理念は「世の人々の楽しみと幸福のために」

石橋正二郎のモットーは「世の人々の楽しみと幸福のために」

これはブリヂストン美術館の基本理念でもあります。

最初は個人のコレクションとして収集し始めた美術品でしたが、人々に楽しんでもらうため、癒しを感じてもらうため、1952(昭和27)年1月に石橋正二郎は美術館を開館させ、そのコレクションを一般公開します。

4年後には財団法人石橋財団を設立し、コレクションの大半を寄付したのでした。 

知識がなくても観やすい!芸術運動ごとのカテゴライズ展示

北海道立近代美術館では西洋近代絵画と、重要文化財である藤島武二と青木繁の作品を展示。

北海道立三岸好太郎美術館には明治から大正、昭和初期にかけての日本近代洋画が展示されています。

近代美術館の西洋近代絵画については、「印象派」や「フォーヴィスム」といった芸術運動ごとに作品をカテゴライズして紹介。

絵画に関する知識がなくても、その場で絵画史を勉強しながら鑑賞を進めていくことができます。

【注意!】文字情報が膨大

少し注意したいのは、文字による情報量が膨大だということ。

すべての作家に経歴を紹介した文章が添えてあり、作品の紹介文もあるため、すべてをしっかり読んで理解しようとすると少し疲れてしまうかもしれません。

美術館側の気合いを感じる情報量ではありますが、疲れてしまう方はほどほどに読み飛ばすのもありだと思います。

「ブリヂストン美術館展 石橋財団コレクションの精華」の見どころ

個人的にグッときた作品や、そのエピソードなど、展覧会の見どころをご紹介します。

ピエール=オーギュスト・ルノワール『すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢』

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ルノワールによって描かれたブリヂストン美術館の看板娘。

1873年にサロンに出品した『シャルパンティエ夫人とその子供たち』にも描かれている長女ジョルジェットが4歳の時の肖像画。

この作品は1877年の第3回印象派展に出品され、人気を集めたそうです。

少女のドレスや靴下で印象的な青色は、少女の目の周りの影の表現や、髪の毛や床の絨毯にも施されています。

肌の白色と頬のピンクの色づかいも絶妙です。

クロード・モネ『黄昏、ヴェネツィア』

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モネといえば「積みわら」や「睡蓮」のイメージが強い方もいると思いますが、今回観たなかでも特に素晴らしかった一つがこの『黄昏、ヴェネツィア』。

29点制作されたという「ヴェネツィアの眺め」のうちの1点です。

これらの連作をシニャックは「モネの芸術の最高の表現だ」と称賛したそうです。

画面越しにはその凄さは伝わらないのですが、うねりを持った筆致と色合いがあまりに素晴らしすぎました。

アンリ・マティス『縞ジャケット』

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下地に白を塗り、その白を生かした作品。

ジャケットや肌の白さが印象的ですが、背景との境目となる人物全体の輪郭部分にも残っている余白に作品の味わいを感じました。

単純な線描と平面的な色面による画面構成は、マティスが様々な絵画表現の実験を試みていた中で生まれたものだそうです。

美術の教養がない僕のような者からしたら一見「ちょっとしょぼくない?(威厳なくない?)」と感じちゃうような、かわいげのある作品ですが、ただ下手なわけではない独特な味わい深さがクセになります。

ラウル・デュフィ『オーケストラ』

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暖かい色使いや柔らかな線で描かれたデュフィによる「オーケストラ」の連作のうちの1点。

マティスに感銘を受け画家を志したこともあり、『縞ジャケット』とも通じる「かわいらしさ」があります。

僕が初めて絵画の展覧会に行ってたくさんの絵を観た時、デュフィのこの独特のこの線描が明らかに他の画家たちの作風とは違っていて、笑ってしまったことを覚えています。

音楽の躍動感が伝わる曲線。
3,4本の簡単な線だけで描かれた奏者の顔から、音楽の楽しさや難しさが伝わってきます。

観てると心がほっこりして、ちょっと泣いちゃいそうになる作品で、やっぱりデュフィが好きだなと改めて思わされました。

 ジョルジュ・ルオー『ピエロ』 

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「サーカスの陽気は一夜限りである」という考えのもと、サーカスの舞台に立っていない時間のピエロの憂いを表現した作品。

この作品を見て、第2会場の三岸好太郎美術館に収蔵されている三岸好太郎によるピエロの絵を思い出しました。

三岸好太郎が描くピエロも、陽気さとは正反対の面を描いており、作品から受ける怖さや不気味さはどこか共通するものがあるように感じました。

作品実物を生で観た場合と印刷物(またはデジタルデータ)として観た場合に感じる違いは作品によってさまざまですが、この作品は実物の重みや凄みが断然違いました。

藤島武二『黒扇』

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今回4点出品された重要文化財のうちの1点。

「美人が多い」との言葉を残したイタリア滞在中に描かれた作品。

作品を間近で見ると筆のタッチは意外と荒く、細かく描き込んでるようには見えないんですが、 全体像として見ると表情や服装など絶妙なニュアンスが表現されているのが不思議でした。

古賀春江『涯しなき逃避』

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統合失調症患者の鉛筆画を基にした作品。

鉛筆画の形状だけを利用し、元のイメージの持つ意味は取り除いて作品に仕上げたそうです。

中央を走る水平線のような線と船は作者によって付け加えられたものだそうですが、この要素が作品を引き締めているように感じました。

意味を取り除いた形状から作品に仕上げているので、鑑賞者が作品をどう理解するのかの幅は広め。

上に紹介した作品たちと比べると、楽しみ方は現代アートに近いニュアンスがあるのかなとも思いました。

ブリヂストン美術館展 開催概要まとめ

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ブリヂストン美術館は、2019年秋に東京・京橋にて新美術館がオープン予定です。

その建て替え工事につき、現在は長期休館中。

休館中の今だからこそ出品できたという名品の数々を会場で堪能してください。

「ブリヂストン美術館展 石橋財団コレクションの精華」

会期:2018年4月21日(土)―6月24日(日)

開館時間:9時30分から17時(入場は16時30分まで)

休館日:月曜日(4月30日をのぞく)、5月1日(火)

会場:[第1会場] 北海道立近代美術館 札幌市中央区北1条西17丁目
   [第2会場] 北海道立三岸好太郎美術館 札幌市中央区北2条西15丁目

ブリヂストン美術館展 | 開催概要・アクセス より引用

福岡、広島でも開催

石橋財団コレクションの展覧会は、国内3つの地域の美術館で一堂に観ることができます。

▼福岡展

「名画が奏でる8つのフーガ 青木・セザンヌ・ルノワール ブリヂストン美術館コレクション展」 

会期:2018年7月14日(土)〜9月9日(日)

会場:久留米市美術館

●詳しくは公式サイトへ

名画が奏でる8つのフーガ 青木・セザンヌ・ルノワール ブリヂストン美術館コレクション展 | 久留米市美術館 | 石橋文化センター 

▼広島展

「ブリヂストン美術館展 珠玉の石橋財団コレクション 印象派からピカソまで」

会期:2018年10月13日(土)〜12月16日(日)

会場:ひろしま美術館

●詳しくは公式サイトへ

ひろしま美術館

同じコンセプトで全国をまわる巡回展とは違い、各館それぞれ独自の企画によるブリヂストン美術館展となっているそう。

札幌での展覧会が素晴らしかったので、他の会場も行ってみたくなってしまいます。

お近くの方はぜひ足を運んでみてください。