チャットモンチーが今年、2018年夏に解散します。
発表された解散の理由は前向きではありましたが、ファンにとってはやはり残念なことです。
チャットモンチートリビュート一般公募企画は、チャットモンチーファンがチャットモンチーへの愛と感謝を伝える場として設けられたのだと参加してみて気付きました。
チャットモンチートリビュート公募企画はファンがチャットモンチーへの愛と感謝を伝える場だった
チャットモンチートリビュート一般公募企画とは
2018年春にチャットモンチーのトリビュートアルバムが発売されます。
そしてそのトリビュートアルバムに参加するアーティストが一般公募されていました。
チャットモンチー トリビュートアルバム 参加アーティスト オーディション(2018年1月9日(火)で締め切り済)
オーディションを通過したアーティストは、豪華アーティストが参加するチャットモンチートリビュートアルバムに楽曲が収録されます。
Webから誰でも応募できる
エントリーはWebから誰でもできるものでした。
応募資格は以下の通り。
年齢の制限なし。
プロアマ不問。
特定のレコードメーカーに専属契約のない方。
カバーの形態は自由で、細かく禁止されている参加方法としては「カラオケでの参加は不可」ということくらい。
つまりピアノが弾ける人に伴奏をお願いして歌うのでもいいし、アカペラで参加したっていい。
応募締め切りが過ぎた今になって言うのもなんですが、「バンドやってないから…」「楽器ができないから…」などの理由で参加できないオーディションではないんです。
ミュージシャンかどうかなんて関係ありません。
歌さえ歌えれば、上手下手とか関係なく誰でも参加できるオーディションなのです。
チャットモンチーへ愛と感謝を伝える場
トリビュート一般公募に応募してくださった方々の音源を聴き始めました。一緒に送ってくれたコメントと共に。先にすべての音源を聴いたスタッフがニヤニヤしながらわたしたちのリアクション観ています。応募してくれたみなさん本当にありがとう!ほんとに選べるんだろうか。それぐらいすごい。
— akiko fukuoka (@accobin) 2018年1月11日
絶対勝てない、絶対選ばれないのがわかってるなら参加する意味ないじゃん、ということでもないんです。
これはオーディションに勝つために参加するというよりは、参加者がチャットモンチーに「今までいい音楽を作って聴かせてくれてありがとう」という気持ちを伝える場として用意されたものだからです。
Webのエントリーフォームには「アーティスト名」や「チャットモンチーカバー音源・動画(YouTube等、音源や映像が視聴できるURL)」などの他に
「自己PR (チャットモンチーへの想い)」
という記述欄がありました。
ここにファンはチャットモンチーへの最後のファンレターを綴ります。
そしてカバーした楽曲のセレクトや、そのカバー音源の演奏や歌に、言葉では伝えられない思いをチャットモンチー本人に伝えるのです。
「言葉以上に音楽によって伝わるもの」があるとしたら、こういうことをいうのかもしれないなと思いました。
みんなのチャットモンチーカバー5つ
有名ミュージシャンの曲をカバーしている動画はYouTubeやInstagramにたくさんありますが、今まで観る気になったことはほとんどありませんでした。
しかし今回のトリビュートに参加している人たちのチャットモンチーのカバーは、なんか観ちゃう。
あなたもチャットモンチーが好きなんですね、この曲いいよねえって心の中で話しかけながら、Twitterで「チャットモンチー トリビュート」で検索して動画を観ています。
その中から5つのカバー動画をご紹介します。
みんなチャットモンチー好きなんだ。仲間じゃん。
原曲の雰囲気や印象的なギターフレーズは残しつつ、バンドでリアレンジした正統派カバー
(↓↓↓クリックで再生↓↓↓)
全体的に原曲の雰囲気を残しつつも、完全にリアレンジ。コード進行すら微妙に変えてますね。
イントロやアウトロの印象的なギターフレーズはほぼ完コピ。このギターフレーズがいいんだよね、わかるよ。
原曲を尊重しつつも絶妙にリアレンジする女子3人組。演奏も歌も上手い!
(↓↓↓クリックで再生↓↓↓)
これも原曲の雰囲気をかなり尊重しつつも、確かにバンドでリアレンジ。
演奏も歌もクオリティ高くてすごいっすね。
声の系統もえっちゃんに似てる。好きだと歌い方も似ちゃうよね、わかるよ。
自己PR文章を書いてて泣きそうになっちゃう人
チャットモンチートリビュート、本人へのPR文章を家だと何だか気が散ってしまってスタバで書いているんやけど想いが溢れて泣きそうになる。危ない。スタバでは泣けん…
— あすか ARKS (@asukaARKS) 2018年1月8日
カバー音源じゃないんですが、Twitterから。
このツイートのあと無事エントリーできたみたいです。気持ちわかるよ。
エントリーしたのはバンドで録った音源っぽいですが、 Instagramでは7曲弾き語りでカバーしてました。好きだね〜、わかるよ。
6曲をメドレー的に1曲にまとめた女子3人組
(↓↓↓クリックで再生↓↓↓)
リアレンジはせずに曲ごとの演奏は完コピ。それら6曲を短くつないで5分の組曲のように仕上げています。
こういうアプローチの仕方もあったかあと思わされたし、女子3人の雰囲気にチャットモンチーのキッズ感があって素晴らしいですね。
「これまでのバンド人生の間、チャットモンチーが本当に沢山の人に贈ってきた言葉を、そのままチャットモンチーに贈り返すように演奏しました
いままでたくさんの音楽をありがとうございました!」
概要欄のその言葉、わかるよ。
8曲も送っちゃった人
楽しすぎて8曲送った#チャットモンチートリビュート
— かんだ🐨モノクロパンダ (@kannnnnnnnnnnda) 2018年1月9日
チャットモンチートリビュート応募したよ☺️その2✌️#モノパンカバー
— かんだ🐨モノクロパンダ (@kannnnnnnnnnnda) 2018年1月9日
さよならGood bye pic.twitter.com/q15vz1kA28
メジャーレーベルから音源出してるバンドのボーカルの人らしいです。さすがにめちゃ歌うまい。
アレンジもピコピコしてて面白いですね。
音楽的に遊びたくなる気持ち、わかるよ。
僕もカバーしました
慣れないDTMで泣きそうになりながらも、期限ギリギリで僕もチャットモンチーの「世界が終わる夜に」をカバーしました。
原曲はドラム、ベース、ギターの編成ですが、このアレンジではホーンセクションやストリングスを入れてみました。
原曲通りじゃ歌えないのでキーも変えてます。
キーを変えてでもカバーしたい気持ちわかるよね?
チャットモンチーファンで集まりたい
上手だったりちょっと下手だったり、録音が良かったり音が悪かったりもするけど、そういうのもひっくるめて、みんな最高。
トリビュートに選ばれたら最高だけど、それ以上に、チャットモンチーへ最後のお返しを送るような気持ちで参加しているのが伝わってきます。
今回トリビュートにエントリーしたみんなでチャットモンチーのことを語ったり、互いのカバーを褒めあったりするパーティーを開きたい。
と思っていましたが、この人たちが一堂に会すのが、7月に行われる武道館でのライブであり、チャットモンチーの地元徳島で最後に行われる「チャットモンチーの徳島こなそんそんフェス2018」なんですね。
こなそんフェスの最速先行を逃してしまいましたが、札幌から徳島までの交通手段は確認しました。
あとは今結果待ちのこなそんフェスのチケット抽選結果と7月のLCC航空券の発売を待つばかりです。
今回トリビュートにエントリーした皆さんも、していないチャットモンチーファンの皆さんも徳島で会いましょう!