海外旅行に行く予定だけど、出費をできるだけ安く抑えたい…
そんな方にオススメしたいスマホアプリを、超厳選して7つご紹介します。
【前置き】こんな方にオススメです
金銭感覚は人それぞれなので、「まあまあ金使ってんな!」とか「それはさすがにしんどいわ!もうちょっと金払ってもそれは避けるわ!」などあるかもしれませんが、誰もが使えるアプリもご紹介します。
ちなみにこの記事を書くにあたって行った僕の旅行は、アメリカ(ロサンゼルス〜サンタ・バーバラ)に9泊11日の一人旅です。
なので、一人旅でアメリカに行く人にはバッチリハマると思いますし、そうじゃない人でも使えるものもいくつかはあると思います。
バックパック一つで世界一周旅行に行く予定の知人に教えてもらったり、ネットで調べまくったりした中でも、実際に使ってみて役に立ったアプリ、厳選7つです。
なお、今回は低予算なのでポケットWi-Fiは借りないものとします。
僕みたいに11日間とか借りるとなったら結構な出費になりますからね。
僕は借りなくてもなんとかなりました*1。
現地でのWi-Fi事情についても本編で触れます。
出発前に役立つアプリ2選
出発前に最低限必要な飛行機のチケット、予約しておくと安心な宿泊施設についてのアプリを紹介します(低予算の旅行なのでツアーという選択肢はなしとします)。
航空券を安く買うなら「スカイスキャナー」
旅行代理店や航空会社が販売している航空券を簡単に比較できるサイトです。
出発地と目的地、日付などを入力するだけで燃油サーチャージや空港使用料など全て込み込みの料金を一目で比較できるので便利です。
しかもめちゃくちゃ安い。
僕は札幌在住なので新千歳空港発になるわけですが、地元で有名な旅行代理店や他の航空券比較サイトと比べてもスカイスキャナーが抜群に安かったです。
時期にもよると思いますが、今年1月の僕の場合、新千歳〜ロサンゼルス間往復のチケットで最安6万円台がありました。
結構ギリギリ(出発18日前)に取ったので、そういった激安のチケットは売り切れていましたが、それでも往復9万円の航空券を買えました。
怪しい謎の格安航空会社というわけでもなく、
行きの新千歳〜成田がJAL
成田〜ミネアポリス、ミネアポリス〜ロサンゼルスがどちらもデルタ航空
帰りのロサンゼルス〜成田がデルタ航空
成田〜新千歳がANA
というちゃんとした会社の航空券でこの価格です*2。
もちろん安さだけでなく、この航空会社は避けたい、という希望があればそういった探し方もできるので、自分の条件に合わせつつも安い航空券が探せます。
ホステル探すなら「ホステルワールド」
一人旅で宿泊費を安く抑えたいならホステルに泊まるのがオススメです。
ホステルというのは、一つの部屋に4人だったり8人だったりで知らない人同士で泊まるような施設です。
日本ではゲストハウスと呼ばれたりもしていますね。
宿泊客が交流できるように用意された部屋や中庭があったり、コワーキングスペースがあったり、映画やテレビが観れる部屋があったりと、施設によって様々ですが、特に交流せずに泊まるだけというのもできますし、基本的にはホテルよりも宿泊費が断然安く抑えられるので一人旅にはオススメです。
(ハリウッドにあるホステルはこんな感じでした。)
(サンタ・バーバラのホステルの僕の部屋は2段ベッドが5つで10人泊まれる部屋でした。)
ホステルワールドではそんなホステルの情報を比較して、予約ができます。
他のアプリやサイトもいくつか使いましたが、ホステルワールドは掲載されているホステルの数が多くて、そのおかげで安いホステルを探すことができます。
長文のホステルの説明文は英語だったりもしますが、基本的には日本語で書かれているので、簡単に予約ができます。
価格はもちろん、外装や内装の写真、Wi-Fiがあるかどうか、朝食付きかどうかといったような施設について知りたい情報も記載されています。
さらに実際に利用した人のレビューや、10点満点での評価もあり、ホステルを選ぶ上でかなり参考になります。
僕もこのサイトで出発前に9泊分予約しましたが、レビューを参考にして、評判の悪い最安値のホステルは避けて少し高くても評判の良いホステルを選びました。
と言っても一泊25ドルのホステルは避けて、32ドルのホステルに決めた、40ドルのホステルにした、くらいの価格差です。
10ドル多めに払って安心が買えるのならその方がいいかなという選択でした。
出発前に事前に予約しておく方がいいとは思いますが、Wi-Fiさえあれば現地で予約もできるのでそういう方法もアリですね。
予約時にクレジットカードでデポジット(予約手数料のようなもの)数ドルを支払い、宿泊代は実際にホステルにチェックインする時に払うという支払い方法で、キャンセルも予約と同様、アプリ内で簡単にできます*3。
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ここからは少し余談を。
僕はロサンゼルスとサンタ・バーバラの9泊で、ダウンタウン、サンタ・バーバラ、サンタモニカ、ハリウッドと4箇所のホステルを利用しましたが、4,5泊目に泊まったサンタモニカのホステルがとても良いホステルだったので、9泊目に泊まる予定だったダウンタウンのホステルをキャンセルしてその場でサンタモニカのホステルに予約し直したりもしました。
そういう時に使えるちょっとした裏技ですが、英語がわかる人なら、このアプリでホステルの情報を調べて、予約する時にはホステルのサイトで直接予約するという方法もあります。
これならデポジットの数ドルを節約できます。
デメリットがあるとするならば、もしキャンセルしたくなった時にキャンセルが簡単にできるかどうかがホステルによって異なる点。
ホステルワールドならアプリで簡単にキャンセルできますが、直接サイトで予約した場合はキャンセルの方法はそのホステル次第なので、本当に英語に自信がある人以外は少し不安ですね。
あとせっかくここまでお世話になったのだから、アメリカのチップの文化に倣うわけではないですが、3ドルや5ドルくらいホステルワールドさんに払ってもいいじゃない?とも思います。
現地で役立つアプリ5選
現地編はポケットWi-Fiを持っていない前提でのオススメアプリです。
ネット環境が必要なアプリもありますが、Wi-Fiの捕まえ方も併せてご紹介します。
地図、移動、英語に関するアプリです。
【超重要な前提】現地でのWi-Fiの捕まえ方
ポケットWi-Fiがない前提なので街中でWi-Fiを見つけれるかどうかは死活問題になってきます。
結論から言います。
僕が経験したアメリカでのWi-Fi取得方法は、スターバックスかアップルストアを探すことです。
街中でWi-Fiを使いたいならスタバかアップルストアさえ見つければまずWi-Fiが使えます。そして駅には結構スタバがあります。
Wi-Fiスポットファインダー的なアプリも入れていきましたが、Wi-Fiスポットの存在とそこまでの距離はわかっても、ネット環境がないとその場所まで案内してもらえなくて使えませんでした(有料アプリだとまた違うかもしれないですね)。
ちなみにスタバもアップルストアも店の前まで行けばWi-Fiを使えるのでコーヒーを飲みまくらなくても使えます(たまには飲みましょう)。
また、街によってはシティWi-Fiのようなものもあって*4、Wi-Fiをオンにしておくと勝手に拾って簡単なログイン画面が出てきたりもするので、そういう街だとラッキーですね。
僕はアメリカで安いホステルにしか泊まりませんでしたが、全てのホステルにWi-Fiはついてたので、ホステルのWi-Fiも重宝します。
寝る前や出発前の朝に必要な調べ物もできますね。
ホステルワールドでホステルを予約する場合はWi-Fiについてもチェックしておくといいかもしれれません。
超定番アプリ「Google Maps」は乗り換え案内のみに使う
超お馴染みのGoogle Mapsの使い方はただ一つ、乗り換え案内です。
何時にどこのバスに乗って、どこで降りるのか。
どの地下鉄に乗って、どこで乗り換えるのか。
そういった乗り換え情報をGoogle Mapsで調べます。
目的地を入力して、GPSでわかっている現在地か任意の出発場所を指定すると、移動方法を調べることができます。
乗り換え案内はWi-Fiがないと調べられないのですが、出発時刻も指定できるので、オススメはWi-Fiのあるホステルで寝る前に明日一日の移動経路をすべて調べてスクリーンショットで撮っておくという方法。
これで外出中オフラインでも乗り換え方法を確認できます。
(ロサンゼルスのリトル・トーキョーからどこかに行こうとしていたスクリーンショットが出てきました)
(電車を降りたあとの徒歩の経路も教えてくれます。)
完全オフラインでも現在地が瞬時にわかる「MAPS.ME」
オフラインでもリアルタイムに現在地がわかるのがMAPS.MEです。
GPS情報による現在地が地図上に常に表示されているので、外出時にいつでも、すぐに現在地がわかります。
ただ一つ、このアプリを使う上で重要なのが、事前に地図をダウンロードしておくこと。
旅行出発前などのネット環境がある時に、事前にアプリ上で旅先の土地の地図情報をダウンロードしておく必要があります。
もし旅行中に行き先が変更になった場合でも、ホステルなどのWi-Fiがある環境で地図情報をダウンロードすれば大丈夫です。
現地での地図と現在地はMAPS.MEで、乗り換え案内はGoogle Maps。
この二つがとても活躍します。
英会話を一切できなくてもタクシーに乗れる「Uber」
車社会と言われるアメリカですが、ロサンゼルスにはメトロ(地下も地上も走る)もあればバスもあります。
それでもどうしても行きにくい場所もあって、そんな時に活躍するのがタクシーアプリのUberです。
アプリで目的地を設定して、拾ってほしい場所(GPSでの現在地でも可)を指定すれば最寄りのタクシーがすぐに駆けつけてくれます。
目的地も設定している上、支払いは登録したクレジットカードで自動的に行われるので、英語を話せなかったとしても、到着したタクシーに乗って目的地に辿り着いたら降りるだけ。
「Hello」と「Thank you」さえ言えれば大丈夫です。
Uberの特徴として、運転手がタクシー会社の社員というわけではなくドライバー登録した市民であるという点があります。
本業の仕事を持つような市民がドライバーとして登録をして、自家用車をタクシーとして使用する。
利用後に乗客はドライバーを評価することができて、ある一定の評価を下回るとドライバーは解雇される仕組みになっているので、運転手はみな優しいし、安全性もある程度担保されています(乗る時にドライバーの評価を見ることができるので、怪しかったら車を変更することも可能です)。
そしてアメリカは車社会ということもあって、自家用車を持っている市民も多く、Uberタクシーは街中にうじゃうじゃいます。
Google Mapsで乗り換え案内を調べた時に、最寄りのバス停から遠いな、という時や、辺鄙な場所にある美術館*5に行くときなど、ロサンゼルスではタクシーを使うタイミングが結構ありました。
また、タクシーの車種によって料金体系が段階的に変わっていて、高級車は高めだったりもするんですが、オススメは「UberPOOL」という相乗りサービス。
目的地が近い人同士が相乗りすることによって料金が安くなるというもので、相乗り相手を探してからタクシーが来たり、自分が乗った後に相乗りのお客さんを乗せたりする*6ため、目的地への到着時間は通常よりいくらか遅くなってしまったりもするんですが*7、料金は通常車の半額に近いくらいになったりします。
さらにUber利用者からの紹介を受ければ1500円分の無料乗車をすることもできます。
プロモコード:0djru
Uberを起動後にこのプロモコードを登録すると1500円分のUber乗車券をゲットできます。
実はUberは東京でも走っているので、東京在住の方でUberに興味がある方も上記のプロモコードを登録すれば東京で1500円分Uberのタクシーに乗れます。
ちなみにこのプロモコードは僕からの紹介ということになるので、僕にもいくらか無料乗車が入るはずなんですが、札幌はUber走ってないから使い道ないですね…。
最後にみなさん薄々お気付きの大事なことを書きますが、Uberはネット環境がないとタクシーを呼べません!
ホステルに呼ぶ、駅のスタバ近くまで呼ぶ、Wi-Fiのある美術館まで呼ぶ、というような感じで、Wi-Fiのある環境でタクシーを呼びましょう。
タクシーに乗り込んでしまえばもうネット環境はいらないので(支払いも大丈夫)、呼ぶときだけ気を付けましょう。
タクシーアプリなら「Lyft」もある
アメリカを走るタクシーアプリはまだあります。
Lyftの説明は短めにします。なぜならUberと全く同じだから。
会社こそ違うんでしょうけど、仕組みも何もかもほとんど同じ。
ただ僕が使ってみた感じでは、相乗り車の料金がLyftの方が若干安かったので、僕のアメリカ旅行ではUberの無料乗車を使い切った後はほとんどLyftを使いました。
相乗りで4ドル弱で何度も乗りました。
ちなみにLyftも紹介制度で無料乗車を手に入れられます(僕のプロモコードちょっとわかんなくなっちゃいました…)。
最後にアプリ初回起動時に最もつまずきやすいポイントと解決法も簡単に記載します。
最初に自分の電話番号を入力するとパスコードが送られてくるんですが、「海外からのSMSを拒否」の設定にしているとパスコードが届かないので、迷惑メール設定を変更しましょう(Uberも同じです)。
設定の変更方法は各社で違うと思いますが、SoftBankならこんな感じ。
https://www.softbank.jp/mobile/support/antispam/settings/fromoversea/
英語は気合いで乗り切るけど「Google翻訳」を辞書代わりに
基本的に英会話においてはアプリを使う時間もなかったりするので、辞書程度の使い道として一応Google翻訳を入れておくと便利です。
こちらもMAPS.MEのように事前にネット環境がある時に「英語」をダウンロードしておくと、オフラインで英語の辞書代わりに使えるようになります。
看板や注意書きなどで意味がわからない単語を調べるくらいの要素ですね。
英会話の文章を作ろうとしても上手く作れなかったりするので、あくまで辞書程度の用途と考えておいた方がいいと思います。
まとめ
大きく出発前編と現地編に分けて、厳選した7つの無料iPhoneアプリをご紹介しました。
アメリカ旅行前提感が強いものもありましたが、スカイスキャナーやホステルワールドなんかは海外旅行という大きなくくりでもかなり汎用性が高いんじゃないでしょうか。
この他にも海外旅行で活躍するアプリをご存知の方がいたらぜひブックマークコメント欄で教えてください!
僕も次の海外旅行の際に参考にしたいと思います!
*1:出費を気にしないなら、あった方が絶対便利ではあると思います。なくてもサバイブ感が楽しいし、なんとかなるって感じです。
*2:ANAとデルタ航空でミネアポリスを経由するという同じプランでも、別の旅行代理店は高かったりするんですよね。謎です。
*3:ホステルが定めたキャンセル可能期日までなら可能。2日前までが多い感じですね。
*4:サンタモニカにはありました。街中の広い範囲で飛んでるフリーWi-Fiはありがたいですね。
*5:ゲッティセンターという美術館は、平日はツアーバスで行くしか方法がなく、予約も面倒だったので行き帰りでUberを使いました。ハンティントン美術館も最寄りのバス停から30分歩かなきゃならなかったので、途中までメトロで行って、メトロの駅前にあるスターバックスにタクシーを呼びました。後述しますが、これがめちゃくちゃ安いんです。多分ツアーバスより安い。
*6:ドライバーの元には常に近くでタクシーを呼んでいるお客さんの情報が届くようになっている。
*7:あまりに遅いとアプリから「ごめんね〜」という感じで次回使える5$クーポンがもらえたりもします。僕はもらいました。