出張や観光でたまたま札幌にいる方や、札幌に在住の方にもオススメな今週末(2016/07/22〜24)の札幌のディープなイベントをご紹介します!
というのも、僕が強く「行きたい!」と思うイベントが今週末に2つあったので、せっかくですし皆さんにも情報のおすそ分けをしようと思ったわけです。
今週末と言い切っちゃってますが、毎年恒例のイベントだったりもするので来年にも応用できます*1!
興味があったり時間があったりする方にオススメのディープな札幌のイベント2つ、まず最初はこちら。
カルチャーナイト2016
公共施設や文化施設、民間施設を夜間開放し、市民が地域の文化を楽しむ行事
というのがオフィシャルサイト*2から引用した「カルチャーナイトとは」の説明文です。
具体的には以下のような感じです。
- テレビ局のニューススタジオを見学できたり、アナウンサーの疑似体験ができる
- 普段は有料の美術館や時計台の入場料が無料になる
- 普段は解放されていないテレビ塔の非常階段352段を展望台から3階まで下るという謎イベントが開催されている(有料)
こういったスペシャルなイベントが札幌市内102ヶ所(!)で一斉に行われます。
本日開催!
開催日時はなんと本日7月22日(金)の17:30〜22:00(施設により時間は異なる)。
僕もこのイベントの存在を知ったのが昨夜のことだったので、急遽この記事を書いています。
僕の場合、今日の19時から夜中まで用事があるので、17〜19時の間にいくつか観て回りたいなと思っています。
会場がなんせ102ヶ所もあるので、近場の面白そうなちょっと会場に行ってみる、なんていう楽しみ方もありますよね。
カルチャーナイトというだけあって夜に開催されているのが肝で、普段は夕方に閉まる美術館などの施設に夜入れるというのも粋だと思いませんか。
オススメ施設①「札幌管区気象台」
このイベントの存在を教えてくれたカルチャーに造詣の深い友達の那須さん*3が毎年行っているというヒップな施設(イベント)をご紹介します!
まずは「札幌管区気象台」。
津波などに関する実験やビーズでの工作をする「お天気教室」や、気象に関する様々な実験も面白そうですが、メインのイベントは「高層気象観測の公開」。
上空の気温や風を観測する機器を気球で飛ばすイベントらしいです。
料金もかからず申し込みも不要のこのイベントは毎年たくさんの人が集まり、さながらお祭りのようになるらしく、カルチャーナイトのハイライトの一つとなることは間違いなし!
とか言いつつ僕は行ったことないし今年も行けません!
気球を飛ばすのをみんなで見るイベントって、めちゃめちゃシュールな画が想像できますが、とても興味があります。
来年は行きたい!
オススメ施設②「三岸好太郎美術館」
どの施設でどんなイベントがやっているのかをオフィシャルサイトで見ていると、お子さんと一緒にご家族で楽しめるようなものだったり、友達と複数人で行きたいようなイベントが多くあるように感じるんですが、今回の僕のように限られた時間でチャッと行ってチャッと帰りたい場合はなかなか人を誘いづらいですよね。
そんなお一人様でも楽しめる施設をまたしても那須さんにオススメしてもらいました。
それが「三岸好太郎美術館」です。
札幌出身の画家である三岸好太郎さんに関する資料や作品が展示されている美術館で、普段は一般510円かかる観覧料がカルチャーナイト当日は無料!
実際には510円が浮くとかそういう問題じゃなく、観覧料が無料になるというこのお祭りのタイミングで観に行くというのが、気持ち的に高まりませんか*4。
三岸好太郎美術館は、観覧が無料の他にも、地元の大学の美術学部の学生が似顔絵を描いてくれるというイベントや、マリンバ・デュオのミニリサイタルも行われます*5。
しかもこれらのすべてが無料!
フェス感がありますね。
三岸好太郎美術館を楽しんだあとは、歩いてすぐの知事公館や北海道立近代美術館もカルチャーナイトの会場となっているので、はしごするのも楽しそうですね。
カルチャーナイトまとめ
このような雰囲気で、札幌中の施設が面白イベントを繰り広げています。
一つの施設でいくつかの企画を用意しているのもフェス感がありますし、参加施設の数がなんといってもフェス感がありますね。
そんなカルチャーナイトですが、札幌に住んで7年目の僕でも昨夜まで存在をまったく知りませんでした。
規模が大きい割には、意外と認知度がないのかなという印象です。
毎年行われているみたいなので、今年行けなかったという方も来年以降参加してみてはいかがでしょうか。
さらに言ってしまえば、このイベントに参加している施設一覧のページを見れば、カルチャーナイトとは関係ない日でも札幌観光のガイドマップになり得ます。
もちろんカルチャーナイトでしか行われていないイベントは多いですし、そもそも普段は入れないような場所が会場になっていたりもしますが、三岸好太郎美術館や近代美術館などはいつ行っても面白いと思います。
SAPPORO GUITAR FESTA 2016
今週末に行われる札幌のディープなイベント2つめは「SAPPORO GUITAR FESTA 2016」です。
札幌の街がギターで埋め尽くされる!
有名ギター・ブランドが一堂に集結!
ギター・ベース約1000本展示!
気に入ったギターはその場で購入OK!
ギターにどっぷり浸かれる夢の2日間!
またしてもオフィシャルサイト*6からの引用です。
内容はほとんど引用した通りで、サッポロファクトリーホールというイベントスペースを使って行われるギターの祭典です。
有名ブランドのギターがたくさん展示されていて、その場で即購入もOKというギター好きのためのイベントです。
札幌の他にも名古屋と福岡でも行われていて、去年も同じ会場で行われていた記憶があるので、一年に一回ペースで全国を回っているのだと思います(多分)*7。
日時は7月23日(土)、24日(日)の2日間。
初日11:00~20:00、二日目10:00~17:00と結構長い時間やっています。
出演アーティストが超豪華
面白そうなイベントですが、正直僕はたくさんのギターに囲まれてテンションが上がるタイプの人間ではありません。
バンドこそやっているし、ギターも弾くけれど、ギター自体に興味があるというよりかは、音楽の方に興味があります*8。
なのでこのイベントに最初はあまり興味がなかったんですが、どうやら有名ギタリストによるライブがあるらしいのです。
そしてその出演者がとても豪華なんです。
高田漣
ここで出演アーティストの一般的な紹介をしてもしょうがないので、僕の個人的な期待の理由について述べますね。
高田漣さんは高田渡さんの息子としても有名ですが、僕が高田漣さんのライブを観たのはくるりのサポートでした。
くるりのサポートでスティールギターを弾いたり、ハナレグミのバックバンドでスティールギターを弾いたり、細野晴臣のスリーピース編成でのライブでエレキギターを弾いたり(ドラムは伊藤大地さんでした)、各所で抜群のギターを弾くのが高田漣さんです。
くるりのライブは今まで10回以上は観ていますが、当時高田漣さんがバンドに参加しているのをリハーサルやセッティングの様子でわかるとそれだけでテンションが上がります。
バンドの楽曲の美味しい部分を、その旨味を極限まで高めるギタープレイに僕は虜になっています。
弓木英梨乃
去年のRISING SUN ROCK FESTIVALで初めてキリンジのライブを観ました。
メインボーカルだった堀込弟が抜けて、新たにたくさんメンバーが入ったけどバンドとしてどうなのかな、なんて思いながらの初めてのキリンジのライブは、楽曲の素晴らしさを存分に引き出すバンドとしてのまとまりに感嘆しました。
去年のライジングの僕にとってのベストアクトの一つ*9であるこのキリンジで一際「うめえなおい...!」と思わされたのがギターの弓木さんでした。
プレイがとても丁寧で正確ではあるんですが、特に右手のピッキングが素晴らしいんです。
圧倒的安定感の右手、その上で目立つべきところでは良い音色に音量でしっかりと目立つ。
そんな完璧なプレイをしつつも笑顔を振りまく弓木さんは日本の若きギタリストの中でも頭一つ飛びぬけていると思います。
SAPPORO GUITAR FESTA 2016まとめ
他にも浅野孝已(ゴダイゴのギタリスト)、岡崎倫典といった大御所ギタリストも登場します。
超絶ギタリストたちのプレイをギターに特化した形で観れるチャンス、いったいどういう形態でのライブになるのかわからないのが少しこわくもありますが、貴重な経験になることは間違いないでしょう。
出演時間についてはオフィシャルサイトで明記されてるので興味のある方はチェックしてみてください!
おわりに
知らないだけで、密かに行われているディープなイベントって、実は頻繁に開催されているのかもしれません。
カルチャーナイトなんて、結構大きい規模で毎年行われているのに今まで知らなかったのが不思議です。
今週末のイベントについては実際に行った感想を後日書こうと思います。
足を運ばれる方は会場でお会いしましょう。それでは。
*1:半分来年の自分のために書いてるみたいなところもあります。
*2:http://www.culture-night.com
*3:カスタネットというクールなお店をやっています。要チェック!http://www.castanet-jp.com
*4:人の多すぎる美術館は見づらいという側面もあるはあるのですが。
*5:リサイタルは毎年内容が違うみたいです。過去にはギター・デュオのコンサートもあったとか。
*6:http://www.guitarfesta.com/#!sapporo/o286g
*7:去年は友達が会場でウン十万円のギターを購入していました。決断力すごい!
*8:もちろんギター自体も人並みには好きですが、楽器屋さんで何時間も時間を潰せる感じじゃないです。
*9:ceroもヤバかった...!なのでベストアクトはceroとキリンジです。